歯周病は虫歯に比べると痛みや症状が少ないためなんとなく自覚しつつもそのままにしてしまう人が多いのも事実です。歯周病で一度失われた骨を完全に治癒させる事は非常に難しく、なるべく早い段階で治療を行い、歯周病の進行をストップさせできる限り歯を長持ちさせる事が重要になります。
歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院での「プロフェッショナルケア」と、歯科医師や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。
- 40代以上の予防歯科の重要性
歯周病は虫歯に比べると痛みや症状が少ないためなんとなく自覚しつつもそのままにしてしまう人が多いのも事実です。歯周病で一度失われた骨を完全に治癒させる事は非常に難しく、なるべく早い段階で治療を行い、歯周病の進行をストップさせできる限り歯を長持ちさせる事が重要になります。
歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院での「プロフェッショナルケア」と、歯科医師や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。
- 大人の矯正のポイント
歯科矯正ときくと奇麗な歯並びを獲得するために子供の頃に行う治療。とお考えの方も多いかも知れません。しかし整った歯並びは歯周病や齲蝕(虫歯)を予防する上でとても大切な要素となります。
二枚歯や乱杭歯はブラッシングを難しくしてプラークを停滞させます。プラークはやがて石灰化し新たな汚れが付着する原因となります。プラークは虫歯の原因となり、歯石は歯周病を増悪させます。
また開口(前歯が噛み合っていない噛み合わせ)は奥歯の負担を増加させ、歯自身の寿命を短くします。歯科矯正治療は歯並びを改善する事で将来的に歯を失うリスクを大幅に低下させます。生涯御自身の歯で食事ができるよう矯正治療をご検討ください。
【-POINT-】 日本で予防歯科を知っている方の人数はわずか約20%です。かたや歯科先進国であるスウェーデンでは予防歯科を知っている人は約60%にもなります。1970年代スウェーデンのイエデボリ大学が大規模な調査を行い、虫歯予防にはセルフケアとプロフェッショナルケアの両方が必要である事がわかりました。その結果スウェーデン政府は歯科医院での予防歯科の受診を義務化しました。
これがどのような結果をもたらしたのか見てみましょう。70歳で残っている歯の数を比較してみるとスウェーデンでは21本、日本では16、5本(Swedish dental journal 2008. 厚生労働省 歯科疾患実態調査 2005より)となっています。ご飯を美味しく食べれるかどうかの境目がちょうど20本と言われています。20本より少なくなると食事に支障が出始めQOL(生活の質)が低下していきます。生涯御自身の歯で楽しく食事ができるよう予防歯科を是非活用してみてください。