入れ歯・義歯
入れ歯でコストを抑えたい場合は、保険適用のものをお選びいただくことになります。
保険の総入れ歯は、義歯床がレジン(プラスチック)製です。
メンテナンスしやすいことがメリットですが、においや汚れが吸着しやすかったり、
厚くて違和感を覚えたりといったデメリットもあります。
また、噛む力が弱くなるため、これまで問題なく噛めたものを噛めなくなり、食事を楽しめなくなる方が少なくありません。
部分入れ歯には、義歯を歯に引っかけるための「クラスプ」という金属製のバネがついています。
口を開けたときにクラスプが目立つことがデメリットです。
当院の入れ歯治療
むし歯や歯周病、事故などで歯を失うと、食べ物をよく噛んで食べることができなくなり、偏食になる恐れがあります。
結果的に栄養が偏るほか、食べ物を誤嚥して誤嚥性肺炎の原因になることも少なくありません。
入れ歯がお口全体に合っていないと、このような問題のリスクが高まります。
当院では、入れ歯による食生活への弊害を防ぐためにも、粘膜に接する部分や頬に接する表面まで丁寧に型取りして、お口全体に合う入れ歯を作製しております。
また、入れ歯を作ったけれど合わない、入れ歯が痛くて食事をとれないなど、さまざまな悩みを抱える方が少なくありません。
当院では、このような問題を防ぐために、歯科技工士と歯科医師、患者様の3者で十分に話し合って入れ歯の作製を進めております。
前歯の見え方や義歯の色など、細かなご要望も承りますので、お気軽にご相談ください。
BPSデンチャー
BPSデンチャーシステムは、ヨーロッパ発の入れ歯作製技術です。
BPSデンチャーシステムで作製するオーダーメイドの入れ歯を「BPSデンチャー」といいます。
歯科技工士立ち合いのもとで患者様のお口の状態をチェックして、噛み合わせや笑ったときの口元のバランス、頬や筋肉の動きなどを確認して、ベストな入れ歯を作製いたします。
入れ歯の作製で課題となるのが、噛む位置を再現することです。
入れ歯が噛んでいない状態で合っていても、実際に噛もうとしても噛めなかったり痛みが生じたりする場合があります。
BPSデンチャーシステムなら、食べ物を噛んだときの力のかかり方まで想定した入れ歯を作製できるため、食事への支障を最小限に抑えることができます。
当院は、BPSデンチャーシステムの取り扱いの認定を受けた歯科医院のため、高品質な入れ歯をお求めの方はお気軽にご相談ください。
連携技工所
当院は、義歯を専門で作製する「近藤義歯研究所」と連携しております。
近藤義歯研究所は、イボクラール ビバデント本社(リヒテンシュタイン公国シャーン市)より、
BPSシステムを用いた国際認定歯科技工所として認定されています。
信頼と実績のある技工所と連携しておりますので、どのような小さなことでもお気軽にご相談ください。
BPSデンチャーの流れ
1.初診
患者様のお悩みがご要望をお伺いします。
このとき、BPSデンチャーシステムについて詳しくお伝えいたしますので、ご不明点や疑問点などございましたらお気軽にお尋ねください。
2.簡易的な型取り
患者様に適した入れ歯を作製するために、患者様専用のトレーをお作りいたします。
3.精密な型取りと下顎の位置の決定
硬さが異なる3種類の材料を用いて精密に型取りするとともに、下顎の位置を決定します。
4.試適
患者様に適した入れ歯が完成しましたら、試しに装着していただきます。
不具合の有無の確認や微調整などを行います。
5.調整、完成(装着)
噛み合わせの違和感を徹底的に排除する形で最終調整をします。
違和感なく噛める入れ歯が完成しましたら、患者様にご提供いたします。